巨乳24

AM 07:00

それはある晴れた朝の事だった・・・
いつもと変わらない日常の到来に辟易しながらも,私は欠伸と伸びをして起床。
いつもと同じ新聞を読み、いつもと同じ朝食を作り、いつもと同じ私を過ごしだした。
ああ・・・また一日が始まろうとしている・・・”いつも”と変わることの無いつまらない”いつも”の一日が・・・
もう何年、この日常を繰り返している事だろう?
ふと、そんな考えが頭をよぎるが、それもまた”いつも”の一つだ。
私は作りあがった朝食を摂りTVをつける・・・ああ・・・また”いつも”通りの番組を見てしまうんだなあ・・・
・・・うんざりだ・・・
どうしようもなく怒りが込み上げ、ナニかを投げ飛ばしたくなる衝動に駆られたが・・・それもまたいつも通りの事・・・
些細な日常の1シーンに過ぎないのでやめておく・・・考え出したらキリが無い・・・
そもそも普段はこんなに深く思考が巡る事などないのだが・・・?
今日の私は若干”いつも”らしくないのかもしれない・・・
・・・だが無常にも時間は進んでしまい、また”いつも”の世界に引き戻されてしまう。
ジリリリリリリ・・・
はじまりの時間を鳴らす目覚まし時計・・・
ジリリリリリリ・・・
うるさいな・・・わかってるよ・・・
ジリリリリリリ・・・
怒りに任せて壊してしまいたい・・・のだが、時間の無駄なので”いつも”の私を私は始める事にした。

・・・ ガタン・・・ゴトン・・・

私は通勤列車の中がキライだ・・・。
これは私に限った事ではなく、誰だってそうだろう・・・
人でごったがえすこの車両内は、さながら芥川龍之介の蜘蛛の糸を求め犇く亡者を思い出させる・・・
しかし、私もその中の一人であるわけだから何も言う事などできない。
短いような長い様な時間が終わり、私は私の勤める”いつも”の職場に到着した。
この時、私の”いつも”を粉々に打ち砕く”モノ”との出逢いが待っている事など露知らず・・・
私は”いつも”の職場へ入っていった・・・

・・・続く

 

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